エルトン・ジョンで一番好きな曲！

<タイトル> 「Grey Seal」
<収録アルバム> 『Goodbye Yellow Brick Road』Elton John（1973年）
<作詞作曲> Bernie Taupin／Elton John

『Goodbye Yellow Brick Road』
1. Funeral For A Friend (Love Lies Bleeding)
2. Candle In The Wind
3. Bennie And The Jets
4. Goodbye Yellow Brick Road
5. This Song Has No Title
6. Grey Seal
7. Jamaica Jerk-Off
8. I've Seen That Movie Too
9. Sweet Painted Lady
10. Ballad of Danny Bailey (1909-1934)
11. Dirty Little Girl
12. All the Girls Love Alice
13. Your Sister Can't Twist (But She Can Rock 'n Roll)
14. Saturday Night's Alright For Fighting
15. Roy Rogers
16. Social Disease
17. Harmony

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トッド・ラングレン、キャロル・キングときたら、
ここはエルトン・ジョンで3球勝負！…というわけで。

世間的には名盤といわれる「黄昏のレンガ路」ですが、
個人的には「う～ん、どうなんだろう？」という気がないわけでもない。
いい曲とそうでない曲の差が大きく、
2枚組でなかったら…とつくづく残念に思ったりも。

トッドの「サムシング／エニシング？」は、2枚組でも名盤と書いたが、
こちらは2枚組にする必然性があったのか、少々疑問だ。
そういうわけで、正直アルバム通して聴いたことは、ほとんどないのですが…

とはいえ、マリリン・モンローに（後にダイアナ妃にも）捧げた、
「Candle In The Wind」や、寂寞感漂うバラード「Goodbye Yellow Brick Road」、
ワイルドなロックンロール「Saturday Night's Alright For Fighting」などは
言わずもがなの名曲だし、
（これらは先にベスト盤の方で耳にしていて、それこそ何回聴いたか分かりません）
「This Song Has No Title」「Sweet Painted Lady」
「The Ballad Of Danny Bailey (1909-3)」 といった曲も好きだ。

But、しかーし！一番のお気に入りといったらコレ。
「Grey Seal」！

エルトン・ジョンの中で、もっとも好きな曲である。
セカンド・アルバムには、その初期バージョンが収められているが、
ここでは見事に完全な姿に生まれ変わっている。

これほどメロディがしっかりしていて、ドライブ感のある曲もそうはないだろう。
メロディアスな曲というと、どうしてもミディアムからスローテンポが多く、
アップテンポの曲というのは、いい曲ももちろんあるんだけど、
ついつい、R&Rやハードロックよりのカッコいい曲に流れがち（だと思う）。
そこに逃げ込まず、ポップで、なおかつ“コシ”のある曲というのは、
僕が知らないだけかもしれませんが、あまりないように思う。
（ご存知の方いたら教えてください！）

「Grey Seal」はまさにそんな曲。

ピアノの高速アルペジオから入り、
ギターのカッティングが乗っかる、スリリングなイントロ。
歌心溢れるベースが、ピアノとともに曲をグイグイ引っ張り、
タイトで緊張感のあるグルーブを生み出す。

抑制されたAメロから、サビで一気に広がるダイナミックな展開。
ワンコーラスごとに一旦終止し、再び始めるような構成。
単純な繰り返しのようでいて、2番3番と進むにつれ、2声3声と重なっていくAメロ。
エンディングでの熱を帯びたインタープレイ…どれも最高。

エルトン・ジョンをあまり聴かない人もいるだろうけど、
この曲だけでいいから、とりあえず騙されたと思って聴いてみてください。

「Grey Seal」Elton John（スタジオ盤にはかないませんが…）

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