ロナウジ−ニョ 〜時間を止めた男〜 [サッカー]
録画していた先日のエルクラシコ(レアル・マドリ−ドVSバルセロナ)を
ようやく見終わったのだが…
一体どうしたんだぁ!レアルよ!!
まるで動きが鈍いじゃないか。
ミスも多いし。
レアル対バルサといえば、いま地球上でもっとも美しいサッカ−が期待できる対戦。
楽しみにしていたのに。
レアルは手負いのライオンのように本来の力が出せずにいた。
それに引きかえ、バルサの統率のとれたプレ−。
素早く相手を取り囲み、しつこくボ−ルを追う動き、
攻めに転じたときの迫力、 徐々に相手の体力・気力を奪っていく狡猾さ。
まるで集団で狩りをするリカオンを思わせる。
ときにリカオン(群れ)はライオンをも倒すというが、
まさにそんな感じのするゲ−ムだった。
とくにメッシの動きはキレていた。
攻撃の場面では必ずといっていいほど顔を出し、
ボ−ルを持てば積極的に仕掛けていく。
若さゆえのガツガツした感じがよく出ていた。
実況で一番名前を呼ばれていたんじゃないでしょうか。
一点目はエト−に横取りされた格好になったが、
あそこは当然自分で決めたかったでしょうね。
しかし!このメッシを脇役に追いやるほど強烈なインパクトを残した男が!
ロナウジ−ニョだ!(祝!バロンド−ル!!)
2つのドリブルシュ−トは、鮮やかすぎて相手DFに何もする隙を与えず、
まさに時間が止まったかと思うような瞬間だった。
この2つの歴史的な美しいゴ−ルに、
ホ−ムレアルのサポ−タ−からもスタンディングオベ−ションが。
まあ、腑甲斐ない戦いぶりのレアルの選手に対する当てつけの意味もあったとはいえ、
ロナウジ−ニョという役者が完全にスタジアム全体を掌握した瞬間だったのも事実でしょう。
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