SSブログ

ジェイク・シマブクロ [音楽の聴き方]

最近ホットなギタリストがいないなぁと思っていたら、
意外なところにいました!
厳密にはギタリストではないのだけれど、
オ−バ−ドライブやディレイなどのエフェクトを駆使し、
チョ−キングやボリュ−ム奏法などの
ギタ−ライクなプレイスタイルはまさにギタリスト。
なんたってジミ・ヘンドリックスが好きらしいですからね。

その男の名はジェイク・シマブクロ。
言わずと知れたウクレレストである。

彼の弾くウクレレは、ギタ−より2本弦が少ないということを
思わず忘れてしまうほど、表現力が豊かで、
例えば、彼の驚異的な高速カッティングなどは
まるでスパニッシュギタ−のように情熱的。

ジャズやロック、クラシックなど様々な要素を消化し、
卓越したテクニックはもちろん、魂を感じさせるプレイは、
単なるウクレレストの枠を超え、
偉大なウェス・モンゴメリパコ・デ・ルシアに匹敵する
芸術性をもったア−チスト。
といったら言い過ぎでしょうか。

先日21日、BAHOとジェイクのライブを見に行ってきました。
場所は恵比寿ガ−デンホ−ル。
BAHOも楽しみだったのですが(*大学時代に真似してユニットを組んだこともあり。)、
お目当ては、テレビで何度か目にして以来、気になる存在だったジェイクでした。
ジェイクはバックバンドなし、自らのウクレレのみの演奏でしたが、
これが素晴らしいパフォーマンス!

オリジナルに加え、「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」「イエスタデイ」「レット・イット・ビ−」のビ−トルズ・メドレ−。同じくビ−トルズ「ホワイル・マイ・ギタ−・ジェントリ−・ウィ−プス」。そして、初めて披露するというジミヘンの「リトル・ウイング」(!)などのカバ−も演奏。(ビ−トルズ&ジミヘン好きの僕にはたまりません!)

またアンコ−ルの「アヴェ・マリア」のときには、
甲高い声で歌い出すというボケも披露し、お茶目な面も見せてくれました。
続くBAHOのステ−ジのラストで再びジェイクが登場し、
「ダイアモンド・ヘッド」「カム・トゥゲザ−」をセッション。
単なるギター小僧(ウクレレ小僧?)に戻ったかのように、
楽しそうなジェイクが印象的でした。
(ステ−ジを去るとき「ア〜ヴェ〜」とジェイクをマネして歌い出したチャ−。「巧です!」)


やっぱりこの人はライブがいい。
そしてウクレレ1本の演奏の方がいい。

CDでは曲によってバンドサウンドになってたりするんだけど、
正直、彼の本当の魅力が薄められてしまっている気がします。
別にバンドサウンドにすること自体が悪いとは思わないけど、
ジェイク以外のプレイは、あくまでバックバンド的で、
そこら辺の癒し系ミュ−ジックのような、
口当たりのよいサウンドになってしまっているのが残念。

ウクレレのみのプレイを聴くと
彼の表現力がいかに優れているか、
また、楽曲のアレンジ能力がいかに優れているかがはっきり分かる。

彼の素朴な好青年風の人柄に騙されてはならない。
彼はジミ・ヘンドリックスが好きなのだ。


★Today's Set

 1. Wes On Four(Jake Shimabukuro)
 2. Selections From Caprice No.24(〃)
 3. Mrs. Robinson(〃)
 4. Spain(〃)
 5. Close To You(〃)
 6. Me And Shirley T.(〃)
 7. Airegin (Wes Montgomery)
 8. GitanosTrianeros(Paco De Lucia)
 9. Here There And Everywhere(The Beatles)
10. Little Wing(Jimi Hendrix)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。