2006ドイツW杯 〜10 皮肉な結末〜 [サッカー]
ジダンのラストプレーが頭突きとは寂しすぎますね。
もともとジダンはキレやすいところがあって、
98年W杯の例を出すまでもなく、頭突きなどの暴力行為で
退場というケースがけっこうある。
だからジダンらしいといえばジダンらしいけど、
何も自身最後のゲ−ム、しかも決勝戦という舞台で披露しなくても…
彼の出来が試合の行方を大きく左右するだけに、
彼の退場は、フランスにとって大きな痛手でしたね。
イタリアにしてみればしてやったりでしょう。
マテラッツィはジダンのそんな性格を知って、挑発してたように思います。
先制点を挙げたジダン、先制のきっかけを与えてしまうも、
自らのゴールで同点としたマテラッツィ。
この試合のヒーローになるはずの彼らが、
こんな愚かな行為に走ってしまうとは、なんとも皮肉でやりきれません。
有終の美を飾れなかったジダンですが、
それでも、彼の偉大なプレーの数々は褪せることはないでしょう。
そんなジダンがMVPを獲りましたが、
僕はカンナヴァーロにあげたかったですね。
別にジダンが頭突きをしたから相応しくないとか言うんじゃなくて、
単純にカンナヴァーロの凄さというのを随所に感じたから。
今大会のイタリアは攻撃的と言われるけど、
失点2という事実からも、伝統的なカテナチオは健在で、
その中心を担っていたのが、なんといってもカンナヴァーロ。
決して大きくはないんだけど、
屈強な相手にも競り負けない高い身体能力を持ち、
ボールを奪い取る技術にも優れている。
また抜群の読みと豊富な運動量で、
危ないところには必ずといっていいほど顔を出し、
何度もピンチを救っていました。
今大会はキャプテンとしてチームを牽引し、
何よりイエローカードが無いというのも素晴らしいですね。
■
不正疑惑で揺れるセリアA、その渦中にあり
スクデッド剥奪とセリエCヘの降格が囁かれるユベントスですが、
皮肉なことに、この決勝の舞台、ユベントスの選手が実に多く出ていましたね。
イタリアのブッフォン、カンナヴァ−ロ、デルピエロ、ザンブロッタ、カモラネージ、
フランスのビエラ、テュラム、トレゼゲ…
そういえば、ジダン、アンリも元ユーヴェでしたっけ。
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