2006ドイツW杯 〜9 ジダンの芸術的なPK〜 [サッカー]
フランス対ポルトガル戦、試合を決めたPKは、
ジダンのキックの技術の高さを改めて認識させられたシーンだった。
サイドネットヘ突き刺さるシュートは、
そこへ蹴ればまず間違いないだろうというPKの手本のようなシュート。
しかしキーパーのリカルドもコースを読んでいて、いい反応をしていたので、
逆に言うと、そこしかないというピンポイントの難しいシュートだった。
少しでも内に入れば、キーパーにはじかれるし、
少しでも外ならゴールポストにはじかれる。
それをプレッシャーのかかるあの状況で冷静に決められたというのは、
自分の技術に絶対的な自信を持っているからだろうし、
また、現在の彼の好調さが、精神的な余裕を生み出していたのだろう。
たかがPKであるが、名手と言われるプレーヤーたちが、
大舞台の決定的な場面でPKを外すシーン、
それも信じられないような外し方をするシーンを何度も見てきただけに、
ひょっとしてジダンも…と思ったのだが、
この男にはそんな心配は無用だったらしい。
キーパーの読み、反応も素晴らしかったが、
それを上回るジダンの完璧なキック。
ボールをセットしてから蹴るまでの間合いや
短い助走からの正確で力強いキック。
その弾道など、一連の流れが美しい。
キーパーの反応や、試合を決定付けたという意味も含め、
歴史に残るPKであったと思う。
ひとつの作品としてパッケージしたいくらいだ。
さて、決勝ではどんな活躍を見せてくれるか。
守備には絶対の自信を誇るイタリアだけに、いくらジダンでも、
これまでのようにフリーでボールを持たせてはくれないだろう。
ガットゥーゾあたりが張り付くのかな。
こうなったら、どっちが勝ってもいいから、
攻撃的な楽しいサッカーを見せて欲しい。
こんにちわ、あのPKは本当にワールドクラスのぶつかりあいでしたね。
「そのまま、パッケージにしたい。」
と、言う言葉に共感してしまいます。
決勝戦でも、ワールドクラスのプレーの数々、期待してしまいます!
by Cinemanabu (2006-07-07 14:02)
> Cinemanabuさん
コメント&nice! ありがとうございます。
決勝での先制点となるジダンのPKも
意表をついたアイディアでしたね。
ちょっと危なかったけど…
by walrus (2006-07-11 00:48)