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くわえ過ぎでしょ! ~ローランド・カーク [音楽の聴き方]

 

びっくり人間大集合じゃありません!
盲目のサックスプレイヤー、ラサーン・ローランド・カーク
これが、れっきとした彼のスタイルだ。

3本のサックスを同時にくわえての、一人多重奏は圧巻。
さらにどこから出してきたのか、フルートまで吹きこなし、
それを、ときに打楽器のように鳴らしたり、うめき声をミックスしたり…

また、左肩には小さいラッパのようなもの(一瞬ピューッと吹いた)、
右肩には、もう1本リコーダのような笛(これを鼻で吹く!)まで。

もう何でもあり。とにかく型破りというか,何というか。。。
一体なぜこんなことやろうと思い立ったのか、本人に聞いてみたいなあ。

このように見た目のインパクトは半端じゃないが、音楽もカッコいい。

↓この辺はコルトレーンっぽい。

「Pedal Up」Rahsaan Roland Kirk

↓出ました! 鼻(リコーダ)と口(フルート)の2管同時演奏。
さらに、鼻+口(ハープ)も。
途中うめき声、というよりは完全に歌っちゃってるし。

ステージ上で、気持ちよくなる葉っぱ(? )をキメていて、
それを観客にもかがせてたり・・・
おいおい、どこまで自由なんだ!

そんな風変わりな彼ですが、優れた作曲者としての一面も。

「Serenade To A Cuckoo」Rahsaan Roland Kirk
 

“この、「軽快さ」は外見や形式とは異なるところから発せられているのだろう。しかも、わざと無作法に振る舞うようなみっともなさとも異なり、奇を衒ってもいない。言い訳や講釈,理屈や批評からもっとも遠いものに感じられた。”ーーー「重力ピエロ」(伊坂幸太郎)より


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