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「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」モーツァルト [音楽の聴き方]

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」モーツァルト

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<曲名> 「Serenade No.13 in G major, K.525 "Eine Kleine Nachtmusik"」
<収録アルバム> 『Mozart : Eine kleine Nachtmusik/Divertimenti Nos.1&15』
Herbert Von Karajan/Berliner Philharmoniker(録音:1965/1968)
<作曲> Wolfgang Amadeus Mozart

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■古傷が疼く

小4のときの担任の先生が、「この曲好きなんだ」といって、
自前のレコードをかけて聴かせてくれたのが、
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だ。

正式には「セレナーデ第13番ト長調 K.525」
(ちなみに“K”は“ケッヘル”と読みます!)
第1楽章は、あまりに有名ですよね。

そのときは、確かにいい曲だなあと思ったけれど、それっきりで。
ただこのタイトルだけは、語感がいいせいか、鮮明に頭に残っていた。

少し経って、僕は頭を怪我して病院に通うハメになるんですが、
そのとき、ロビーでこの曲がかかっていて、改めてなんていい曲なんだろうと思った。
憂鬱な診療待ちの時間が、パッと明るくなった気がした。

で、さっそく母にねだって、この曲が入っているカセット、
小学生が聴くクラシック集、みたいなヤツを買ってもらい、
病院に通ってるあいだは、毎日のように聴いてました。
だからこの曲を聴くと、頭の古傷が疼く。

それからは、歌謡曲やロックなんかと一緒に、
一時期クラシックも、エアチェックするようになった。
ただいかんせん、クラシックは曲が長いので、
テープがすぐいっぱいになって困ったけど…

■カラヤン版で感じるモーツァルトの天才性

いま僕が持っている音源は、カラヤン指揮でベルリン・フィルハーモニーの演奏。
クラシックは同じ曲でも、指揮者によって違ったりして、
この曲だったら誰々がいい、というのがあるらしいのだが、
よく分からないので、カラヤンだからいいだろうと(笑)。

あと「ディベルティメント ニ長調 K.136」という
大好きな曲が入ってるのでこれにした。

カラヤンの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、
僕のイメージにあるものより、少しせわしないというか、軽い印象がした。
僕がよく知っているものは、もう少し優雅で格調があった気がする。

だから最初は、なんか違うなあと思っていたんだけど、
聴いてるうちにこっちの方が、
モーツァルトのイメージには、ぴったりなんじゃないかと思うようになった。

そのせわしなさは、メロディが次々にほとばしり出てしょうがないって感じだし、
その軽さの中には、凡人がいくら努力しても書けないような曲を、
まるで鼻をかむように、いとも簡単に作ってしまったという感じがあって、
モーツァルトの天才ぶりをうまく表してるんじゃないかと思うのだ。

これ(↓)は誰の指揮のか分かりませんが、
僕がよく知っている「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に近い。
少なくとも僕の持ってるカラヤン版ではないです。

Mozart "Eine kleine Nachtmusik" Allegro


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