ドゥービー・ブラザーズ/デレク・トラックス・バンド [音楽の聴き方]
きのう東京国際フォーラムに
ドゥービー・ブラザーズとデレク・トラックス・バンドのライブを観に行ってきた。
僕のお目当てはデレク・トラックス・バンド。
デレク・トラックスは何といっても、いま一番注目しているギタリストだ。
デレクのプレイは掛け値なしに素晴らしく、
それだけでも十分行ったかいはあった。
もっとも映像では何度も観ているので、
そのプレイに疑いはこれっぽっちも抱いてなかったけど。
ただPA面では不満も少し。
ギターの音を際立たせるのは嬉しいんだけど、ちょっとデカ過ぎかなというのと、
全体にハイゲインで、つぶれたようなサウンドが気になったこと。
音質に関しては大きな会場なので、難しい面はあるだろうけど…
あとは、席が後ろの方だったので、
こじんまりとして、あまり動きのないステージはちょっとしんどかった。
ぜいたくいえば、小さいハコで観たかったなぁ。
でも繰り返すけど、演奏は最高だった。
「Sahib Teri Bandi/Maki Madni」Derek Trucks Band
■
続いて登場したドゥービー・ブラザーズは、
もともと自分の中ではオマケのような感じだったけど、
会場の盛り上がりは違った。
いきなり総立ちで手拍子。
僕は座ってじっくり観たかったんだけど、そうはさせてくれない。
「チャイナ・グローブ」や「ロング・トレイン・ランニング」などではサビを大合唱。
その人気ぶりを感じたが、これじゃデレク・トラックスは単なる前座じゃないかと、
ちょっと可哀想にもなった。
しかし僕はドゥービーも嫌いじゃない。
初期の頃の、CSN&Yを思わせるサウンドは、かなり好きだし、
ソウル期(?)の「ホワット・ア・フール・ビリーブス」なんかもいい。
僕が好きな曲はあまりやってくれなかったけど、
気楽に、理屈抜きで楽しめた。
ダブル・ドラムにトリプル・リード・ギター。
4人がリード・ボーカルをとり、コーラスもばっちり決めてくれる。
とりたてて、派手に動き回るという訳ではないけど、
フロントに4人が並んでハモるさまは、なかなか圧巻だ。
デレク・トラックスとはまた、楽しむポイントが違うので、
音の悪さは、すっかりどこかに棚上げされてしまった。
「Long Train Runnin」The Doobie Brothers
↑いまのメンツとは大分違うけど、こっちのヴァージョンもいい!
ぷーちゃんさん、nice!ありがとうございます。
by walrus (2009-09-29 01:18)