「レヴィー・ブレイクス」レッド・ツェッペリン [音楽の聴き方]
<原題> 「When The Levee Breaks」
<収録アルバム> 『Led Zeppelin IV(通称)』Led Zeppelin(1971)
<作曲> Memphis Minnie
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ビートルズの次に好きなアーチストを挙げろと言われれば、
迷わずレッド・ツェッペリンを挙げるだろう。
そのツェッペリンの中で最も好きなアルバムは「IV」で、
もっとも好きな曲は「IV」のラストを飾る「レヴィー・ブレイクス」だ。
この曲、20年代に活躍したブルース・ウーマン、
メンフィス・ミニーのカヴァーとなっているが、
これはもうツェッペリンのオリジナルといってもいいほど、
まったく別ものの仕上がりになっている。
古典的なブルースを、ここまで劇的に換骨奪胎してしまうとは!
聴きどころは何と言っても、ハーモニカとドラムだ。
ますは、イントロから大々的にフィーチャーされる、
ロバート・プラントの呪術的なハーモニカの、鳥肌もののかっこよさ!
これほどドラマティックに鳴り響くハーモニカを、僕は知らない。
そして、ジョン・ボーナムのスケール感あるドラム!!
曲のどアタマのバスドラ一発で、もう完全にやられてしまいます。
決して派手に叩きまくっているわけではなく、
ただ、普通に、ビートをゆったりと、しかもシンプルに刻んでいるだけなのに、
これほどカッコいいなんて!!!
それまではドラムというと、派手なプレイばかりに耳を奪われがちだったのですが、
それに気付いてから、ジョン・ボーナムがさらに好きになりました。
とにかく、一発一発の存在感が凄い! 重く鋭く、脊髄に響いてくる。
独特のタイム感、抑制されたビートの中に込められた気迫。
無限の広がりと、深みを湛えたサウンド…すべてが素晴らしい!
終盤まではほとんどオカズもなく、ひたすらビートを刻んでゆくのみだが、
クライマックスでは、それまでの鬱憤をはらすかのような、派手なフレーズが出てくる。
これがまたド迫力で、見事なカタルシスを生んでいる!
きょうは「!」大放出、いくつあっても足りません!!!
ツェッペリン・バージョン
つづいてカンサス・ジョー/メンフィス・ミニーのオリジナル
lucyさん、はじめまして。nice!ありがとうございます!また遊びに来てください。
by walrus (2008-05-11 01:26)
この記事。
読み逃げしてました(汗)
今日のコトですが。
会社でBGMとして流しているスカパーのラジオでこの曲がオンエアされましたw
この記事を思い出しちゃいましたww
by DEBDYLAN (2008-05-21 22:25)
DEBDYLANさん、nice!&コメントありがとうございます!
読み逃げ、気になさらずに…僕もしょっちゅうですので…
それより僕の職場では、おおっぴらに音楽が聴けないのでうらやましいです。
by walrus (2008-05-22 03:08)
こんばんは。遅いコメント失礼します。
ボンゾのタイコは本当に素晴らしいです。
彼が亡くなって、Zepを解散させたのは、Jimmy Pageの見識ですな~
by substitute (2008-05-22 23:02)
substituteさん、nice!コメントありがとうございます!
誠に同感です。誰が欠けても成立しないというのを、もっとも強く感じるのがツェッペリンというバンドだという気がします。
by walrus (2008-05-24 02:09)