ベティ・デイヴィス ~かっこいい女性ヴォーカル(2) [音楽の聴き方]
ベティ・デイヴィス ~かっこいい女性ヴォーカル(2)~
まずは1枚の写真を。
ベティ・デイヴィスの2ndアルバム『They Say I'm Different』のジャケットである。
う~ん、素晴らしいジャケットだ!
僕はかっこいいと思うんだけど、これってけっこう紙一重かなとも思ったりする。
でも彼女の他に、こんな格好がサマになる人がいるだろうか?
このジャケットのファンキーなイメージそのままに、
彼女の作り出すサウンドも、濃厚なファンク・ロックの洪水だ。
モデルでもあり、マイルス・デイヴィスの妻でもあったベティ。
もし彼女が夫にジミ・ヘンドリックスを教えなかったら、
のちの音楽シーンは大きく変わっていたかもしれない。
(音楽の進化はもっと緩やかだったかもしれない)
そういう意味では、彼女の果たした役割は極めて重要である。
しかし、そんな肩書きや経歴は、むしろ彼女の音楽にとっては邪魔でしかないだろう。
僕は彼女の1stと2ndしか持ってないが、これがとにかくかっこいい!
しかも全曲の作詞作曲、編曲を彼女自身が手がけ、
また2ndアルバム以降は、プロデュースまでしてしまうという才女ぶり。
驚くのは、見た目の美しさからは想像もつかない、
獰猛なヴォーカルだ(それは僕に豹を連想させる)。
彼女の歌う映像がどこかにないか探したけど、見つからず。
動く映像がないのは残念ですが、1st『Betty Davis』(1973)から2曲、
2nd『They Say I'm Different』(1974)から2曲みつくろってみました。
「Anti Love Song」Betty Davis
「If I'm In Luck I Might Get Picked Up」Betty Davis
「They Say I'm Different」Betty Davis
「Don't Call Her No Tramp」Betty Davis
Kim Carnesを思い出すのよね。
by ぷーちゃん (2009-10-30 07:24)