「想い出のサマー」ブライアン・アダムス [69]
<原題> Summer Of '69
<作曲> Bryan Adams / Jim Vallance
<収録アルバム> 『Reckless』(1984年)
---------------------------------------------------------------------------
生まれて初めて観に行ったコンサートが、
高1のときクラスメートと行った、ブライアン・アダムスだ。
場所は武道館、席は一番後ろ。
豆粒ほどのブライアンの姿を、肉眼と、なぜか持っていたオペラグラスで、
交互に観ていた覚えがある。
「サムバディ」では、会場全体が大合唱。
初めての体験に興奮しっぱなしだった。
当時ブライアン・アダムスは、大ヒットしたアルバム『レックレス』のあとを受け、
『イントゥ・ザ・ファイアー』がリリースされた頃で、まさにノリにノっていた時期。
僕がよく聴いたのは『レックレス』の方で、
このアルバムからは、「ヘブン」の全米No.1をはじめ、多くのヒットが生まれた。
ちなみに1984年のビルボード年間アルバムチャートでは、
ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』についで2位を記録。
ポップなサウンドが主流の当時において、
Tシャツにジーンズという、飾らない出で立ちそのままに、
シンプルでストレートなR&Rが新鮮だった。
それでいてキャッチーで洗練されたサウンド。
いま聴くと、けっこうポップな印象だが、
ハスキーな声で、迷わずドライヴするブライアンの歌は、いま聴いても魅力的だ。
特に好きなのは、「想い出のサマー」「ラン・トゥ・ユー」
「キッズ・ウォナ・ロック」「ロング・ゴーン」
それにティナ・ターナーとのデュエット「イッツ・オンリー・ラヴ」。
「想い出のサマー」はせつない歌詞もいいですね。
またカラオケでよく歌いますが、歌っていて気持ちいいんですよ、これが。
★Today's Set
1. Summer Of '69(Bryan Adams)
2. Run To You(〃)
3. Kids Wanna Rock(〃)
4. Long Gone(〃)
5. It's Only Love(〃)
6か9か [69]
テ-ブルの上に図のような1枚のカ-ドがあるとする。
何が書いてあるかと尋ねたら、心の素直な人はきっと「6」と答えるだろう。
だが、テ-ブルを挟んであなたの向いに誰かいるとして、
その人に同じ質問をしたとしたらどうだろう。
きっと「9」という答えが返ってくるに違いない。
もしあなたの右手に誰かいれば、平仮名の「の」と答えるかも知れないし、
左隣の人が見たら、カタツムリの絵とでも思うかも知れない。
世の中も同じで、同じモノを見ているつもりでも、
見る方向によってまるで意味が違ってくるということがよくある。
だけど、僕らはつい自分の側からだけで物事を判断してしまいがちだ。
そうした限定的な見方は、自分の属する国家、人種、宗教、性別、階層、立場など
様々なレベルによって規定される。
そのことが互いに誤解や不信を生じさせ、不幸な場合には衝突を生む。
こうした問題に突き当たったときは、お互いがいま一度目の前にあるカ-ドを、
あらゆる角度から見てみる必要がある。
ときにひっくり返したり、斜に見たり、火にあぶったりすることも必要かも知れない。
しかしどんなに角度を変えて見ても、
「9」や「の」のように分かりやすいカタチばかりとは限らない。
そんなときはなおさら、自分の側に立った見方こそ唯一の正解とでも言わんばかりに、
自分たちの価値観を相手に押し付けてしまいがちである。
だけど逆さに見た図がコチラには意味をなさなくても、
アチラにしてみれば意味のあるものかも知れないわけで。
そのことはコチラ側に留まっている以上、容易には理解しえないものかも知れない。
★Today's Set
1. If Six Were Nine(Jimi Hendrix)
6月9日 [69]
昨日はロック(69)の日、ということで、
ロックに生きてみようと思いました。
午前中いっぱいは寝て、
起きてもしばらくダラダラしていよう。
昼から缶ビ−ルを飲み、 AC/DCを大音量でかけ、
チュ−ニングの合っていないSGをかき鳴らす。
奇声を発しながらベッドの上で跳ねてみる。
携帯電話を折って窓から投げ捨てる。
ついでに自分も窓から外に出ていく。
目につくものすべてに悪態をつく。
友人の金で飲みに行き、
女の子をナンパしてドライブ。
拳銃でドラッグストアを襲い、軍資金を調達。
検問を突破し、パトカ−とカ−チェイス。
いよいよ追い詰められ崖からダイブ…
ってこれロックか?
なんだか「テルマ&ルイ−ズ」みたいになってしまった。
実際は10時に目が覚めたのですが、
とりあえず午前中は寝ておこうと再びベッドに。
しかしどうしてもやるべきことがあったので、
やっぱり起きてしまいました。
起き抜けの一発目は、なぜかウェイン・ショ−タ−の
『Speak No Evil』で…
昼は水餃子で…
やるべきことをやったら、洗濯を済ませて外出。
ク−ルなジャズ・フュ−ジョンバンドのライブを見に行ったのでした。
でも結局最後はパトカ−とカ−チェイス…
なんてことは勿論ないです。
★Today's Set
1. Go Faster(The Black Crowes)
2. Hound Dog(Elvis Presley)
3. Highway To Hell(AC/DC)
4. Walk This Way(Aerosmith)
5. Witch Hunt(Wayne Shorter)
6. Don't You Worry 'Bout A Thing(Groove Indigo featuring Eri Kojima)